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ひとりあそび 前
それを覚えたのはいつだったか。
どこぞの医者の言い訳ではないが、自分を慰めていたときに誤って触ってしまったのかもしれない。そういうことにしておこう。
新一には大きな秘密がある。
コナンになっていた時期のことはもちろんトップシークレットだが、なんだかんだといってあの秘密を知っている者は多い。
しかし、誰も知らないであろうこれは、ともすればコナンよりも重大な新一にとっての秘密なのだ。
地方で起こった難解な事件を無事解決し、関係者から感謝の言葉とともに用意された高級ホテルの最上階。巨大な窓にかかったカーテンを開ければ美しい夜景も、天の恩恵を余すことなく受け取ることも出来る。
広い部屋にはしっかりした造りのテーブルやソファーに大型液晶テレビ、そしてキングサイズとまではいかないが、かなり広いベッドが備えてある。
そんな豪華な部屋のバスルームで新一は、一人小さく呻いていた。
「んぁ…っぅ…」
全裸で床に座り込んでバスタブで上体を支えながら、何かを必死に耐えている姿はある種とても艶かしい。
新一の周りに転がったそれが無ければ、の話だが。
「ぁ…痛っ…も、無理…」
限界を感じて新一はそろそろと立ち上がった。途端に鋭い痛みが腹部を襲う。
「ひっ!やっ…出ないでぇ…」
ツゥと足を伝うものを感じる。これ以上は本当に無理だろう。新一は痛む腹を気にしつつも、急いでバスルームと横並びに作られたトイレへと駆け込んだ。
ウォシュレットとシャワーで念入りに洗ったあと、ついでとばかりにバスタブに湯を張り置いてあった入浴剤なんかも入れてみる。
むせ返るような甘い匂いに包まれながら、酷使した腹部をさする。もう痛みは残っていない。これなら大丈夫だ。
十分に身体を温めた新一は、バスタオルでザッと水滴を拭き取ると、何も身に着けずにベッドに向かった。
ベッドに倒れこむと、仰向けになり膝を軽く曲げて足を開き、自分の気持ちを高めていく。
サイドボードに置いていた小さなボトルを手に取り、中身を少しずつ出していく。
少し粘着質なそれを手のひらで少し暖め、後孔へと塗りこむ。
何度かそれを繰り返し、気分も高ぶったところで新一は左側を下にして横向きに寝転んだ。
白くて可愛らしい、けれど見ようによってはグロテスクな形をした相棒を手に取ると、頭部と呼ぶにふさわしいそこへローションをまぶし、ゆっくりと後孔に挿入していく。
ある程度まで入れてしまえば後は身体が勝手に銜えこんでしまう。
ずぶずぶと挿入される相棒に、新一の期待は否応無く高まった。
5分、10分、身体に馴染むのを待っていた新一が、抱えていた足をそろりと動かした時、それはやってきた。
「んァあ!」
身体を電気でも走ったのかと思うほど強い快感が駆け抜ける。
しっかり開発された新一のそこは些細な刺激にも敏感に反応してしまう。
意図せずして行った括約筋の締め付けもたらした予想外の快感に新一の身体はブルリと震え、更なる快感を呼び起こす。
そこからはただ、相棒に翻弄される身体がもたらす熱と快楽に、新一は悲鳴のような喘ぎを漏らし続けるだけだった。
バスルームで新一の足元に転がってたモノはイチジクさんです…
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